Lee’s Words 李国秀オフィシャルブログ

李国秀が経営するLJサッカーパークが10周年を迎えました

李国秀が経営するLJサッカーパークが10周年を迎えました。LJサッカーパークは、サッカーを共通言語に3世代が集まるスポーツ施設となることを目指して2003年、厚木の地に作られました。

8月4日に行われた10周年記念式典には、厚木市の平井広教育長、義家弘介衆議院議員、元日本代表で李国秀の教え子でもある米山篤志さんらにもご出席いただき、祝辞を頂きました。

ここでは、10周年記念式典での、李国秀のスピーチ全文をお届けします。李国秀が作り上げたLJサッカーパークとは何なのか、そしてこれからどのような施設を目指すのか。これを読んで知って頂ければ幸いです。

【李国秀スピーチ全文】

本日はLJサッカーパーク10周年記念式典にお集まり頂きまして、本当にありがとうございます。

お陰様を持ちまして10年ということで、まわりから「式典をやったらどうだ」「あれをやったらどうだ」と言われながら、実はこの式典の実行委員会を立ち上げたのは7月でございます。

実行委員長の秋山浩二君をはじめ、7名の実行委員会を通して、とにかくLJサッカーパークというものを多くの人に知ってもらおう、それと同時に来て頂こうと。そういうことから出発したわけです。

この10年、我々はこの何もないところで何をやってきたのでしょうか。LJサッカーパークを始める時、「サッカーで町内会を作りたいんだ」と100人の人に申し上げましたが、100人が100人とも首を傾げました。「何を言っているんだろう、この人は」と。

私が幼い頃は自治会や町内会が主催する、盆踊りやラジオ体操といった行事の中でおじさんやおばさんによく叱られたものです。私は「スポーツ」という共通語で自治会や町内会を作りたいのです。

これは私が厚木に来てから作り上げた言葉ではなくて、ずっとそう思っていたんです。選手時代、そして指導者生活を送りながら、いつかきっと、そういうことがこの国に必要になると思っていました。

それが私の生まれた横浜ではなく、この厚木という街で出来たなら、なんとあっぱれなことだろう。

そうは申しましても、なかなか受け入れてもらえなかったもので、非常に大変な思いをしたわけですけれども。

そんな中で、厚木の青年会議所の皆様、並びにじょ里ぃグループの会長の安藤晴美さんをはじめとした方々に物心両面において大変、大変お力を頂きまして、また改めてこの場を借りて御礼を申し上げたいと思います。

さて、李の言っている「サッカーで町内会」とはいったい何なのかと。本日は皆様にお呼びかけしたわけですが、こうして壇上から拝見しますと、初めてLJサッカーパークにお越しいただいた方が1/3くらいいらっしゃるのではなかろうかと思います。

いずれにしましても、それが出発だろうと。多くの人は「サッカーで町内会」って、いったい何なんだろうと思うことでしょう。

つまり、日本に一個もないものなのです。一個もないものを、この厚木の地でやりたい。地域振興にもなるだろうし、それから町内会というとお爺さんお婆さん、我々世代、そして子供世代の3世代が集まりましょうということです。

一緒に集まるといっても、何か共通の話題が必要だろうと。サッカー、野球、はたまたラグビーでもやっていこうじゃないかと。今日は日本代表のラグビー選手も来ていますけれども。そんなことが生まれていけばいいなと。

ただし、日本にはほかに一個もないものですから、これがなかなか厄介なものでして。

今日を皮切りに、9月にはLJサッカーパークなるものの進化版をもう少しわかりやすく皆様に伝える方法を探そうじゃないかということで、勉強会します。できれば年内にはプラモデルレベルまで作り上げ、年が明けた新年にはもう少し明確に、皆様に見せられるのではなかろうかと思います。

皆様の向かって右側と左側にはラフな絵が飾ってあると思いますが、これは未来のLJサッカーパークをイメージした建物で二階屋になっております。

LJサッカーパークの未来図
LJサッカーパークの未来図

僕はスポーツという施設はやる人のため、観る人のため、そしてやり終えた後に集う人のためのものだと思っています。3つのうちどれかひとつが欠けていたら、それはスポーツ施設ではなく、運動施設です。

日本は世界に名だたるスポーツ施設天国です。非常にたくさんある。しかし、私の定義では、これらはすべて運動施設なのです。私が作りたいのはスポーツ施設です。

はなはだ未熟者ではございますが、どうか多くの人たち、今日もパッと見ただけで250人くらいいらっしゃる。250人の方が誰かに伝えてくれれば、もっと増えていくことでしょう。

日本で最初に、厚木で始めてみましょう。

そんな思いをどうか今日、共有して、後ほど開かれる盆踊り大会まで時間の許す限り楽しんでいって頂ければ幸いでございます。

どうもありがとうございました。

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